日本のサクラ10種徹底ガイド🌸🌸

春を感じる気候と香りになってきました。
花粉を除き、春は誰にでも幸福感を届けてくれる季節ですよね🌸

さて、その幸福感の正体とは??
動物たちの出産時期や、植物たちが元気に芽吹きだしカラフルに装ってくれる
「生命の誕生」というおめでたい雰囲気が影響しているのではないかと筆者は考えています。

今回は春に因んで特によく見られる「日本のサクラの品種10種」を徹底ガイドしてみようとおもいます🎵
⚠実は日本のサクラは、野生種から園芸種まで200品種を超え、色や花びらの形、サイズなどさまざまなバリエーションがあります。

❶シダレザクラ
 開花時期は3月下旬~4月で、ソメイヨシノより1週間ほど早く咲く。最も有名なシダレザクラは福島の三春滝桜。京都府の府花でもある。

➋ヤマザクラ
 野生種の桜の中でも最も一般的な品種。「山の桜」という意味の名をもち、日本の山間部でよく見られる。
 花びらは5枚で、色は白から淡いピンク、濃いピンクまでさまざま。関東地方では4月上旬頃から咲き始める。

➌イチョウ
 イチヨウとは「1枚の葉」という意味。花の中心部から葉の形に似た雄しべが1~2本突き出しており、その周りを20~40枚ほどの花びらが囲む姿から名付けられた。
 八重咲きの品種で、花びらの内層は白く、外層は淡いピンク。色の繊細なグラデーションが特徴。
 毎年4月に浅草で開催される「浅草観音うら一葉桜まつり」では、見事なイチヨウが鑑賞できる。

❹キクザクラ
 桜と同様に日本で愛されている菊の花に似ていることから、その名が付けられた。大きな新緑の葉を囲むように、ポンポン状の花が咲くのが特徴で、1つの花に80枚以上もの柔らかい花びらをつける。
 開花時期は遅く、東京では4月下旬頃まで見ることができる。

➎ウコン
 桜の花と言えばピンク色や白が一般的だが、ウコンは唯一、黄色い花を咲かせる品種。
 八重咲きの品種で、花びらは15~20枚ほど。東京ではイチヨウと同じく、4月中旬頃に咲く。

❻カンザン
 1つの花に5枚以上の花びらがつく八重咲きの品種。なかには50枚以上の花びらがつく花もあり、たわわに咲き誇る様子は壮観。
 開花時期は桜のシーズンの中でもやや遅く、見頃は4月中旬頃。花びらは濃いピンク色。

❼エドヒガン
 名の由来は、3月20日前後の「春の彼岸」に咲くことから。
 花びらは小さく、色は淡いピンク。花弁の付け根が丸く膨らんでいるのも特徴。
 なお、日本最古の桜の樹は山梨県の実相寺にある樹齢約2000年のエドヒガンで、この樹は山高神代桜と呼ばれている。開花時期は4月上旬~中旬頃。


➑ソメイヨシノ
 日本で最も親しまれる品種。例年、3月20日前後に九州や四国で咲き始め、3月下旬になると東京でも開花。4月中旬になると東北地方でも徐々に咲き始める。
 花は5枚の花びらから成る一重咲き。色は淡いピンクで、白く見えることもある。樹に束になって花が咲くのが特徴で、満開を過ぎて花が散る頃に若葉が芽吹き始める。

❾フゲンゾウ
 フゲンゾウの特徴は花の中心から突き出した雄しべで、これが象の鼻に似ていることから室町時代頃にこの名が付けられたといわれている。
 花びらの数は40枚ほどの八重咲きで、細かいギザギザの葉も特徴。開花時期は遅く、東京では4月下旬頃に最盛期を迎える。

➓カンヒザクラ
 温暖な南部地域に分布する桜の品種。一見、典型的な桜とは違うように見えるが、日本でも沖縄で「桜」と言えばこのカンヒザクラを指し、ベトナムや中国などでも鑑賞される。特に台湾とは関係が深く、英語名では「Taiwan cherry」とも呼ばれる。
 花びらの色は濃いピンク。開花時期はあらゆる桜の品種の中でも最も早く、1月頃から咲くこともある。

いかがでしたか?
みなさんはどのサクラに心が惹かれましたか💟?
サクラひとつにも好みがわかれそうなくらい外見からの違いがありましたよね😀
この春は街中を歩く時や、山を散策中などにはなんのサクラか知りながら見るとまた違った風情を感じられそうです。


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